シャンパーニュが
グラスの形状を決定する
リーデルグラスの伝統は1673年のボヘミア地方(元チェコ)までさかのぼります。
リーデルは当初、装飾が施された伝統的なデザインのグラスを作っていました。しかし、9代目当主のクラウス・リーデルは、「形態は機能に従う」というバウハウスの理念に刺激を受け、1950年代終わり以降、複雑なワインの個性を引き出すために装飾を削ぎ落とした機能的なグラスを製作するようになりました。
現在、リーデルの基本理念は、グラスの最終的な形状を決定するものはワインだけであり、先入観のあるデザインやトレンドが影響を与えてはいけないというものです。
すべての要素を調和させる
卓越した形状
ドン ペリニヨン グラスは、1年を超える製作期間を経て誕生しました。この今までにないグラスの誕生には、幾度ものテイスティングが重ねられ、最終的にはドン ペリニヨン前醸造最高責任者のリシャール・ジェフロワ氏による分析と改良案に従って形状が決定されました。
リーデルは、どのヴィンテージのドン ペリニヨンを注いでも機能するように、その唯一無二の特性に注目し、グラス形状を模索しました。いかなる時にもワインの作り手のビジョンに忠実であり続けるこの新たなグラスは、ドン ペリニヨンの次の点を強調し、それぞれが美しく調和する舞台を作っています。
■ウエイト:芳醇だが、軽やかさとなめらかさも持ち合わせ、パワフルだが硬さはない。
■フロー:凜とした印象。複雑なシャンパーニュのどの側面も主張し過ぎず、バランスよく表現できる「陰と陽」
■舌触り:切れ目がなくなめらか。
■後味:豊かな果実味の中にほどよく感じられるミネラル。