金箔の薄さはおよそ1万分の1mm。極限の薄さまで延ばすには卓越された職人技と、紙仕込み、気候などあらゆる要素が必要とされます。 金沢で金箔が発展したのは、加賀藩の文化奨励策で能や茶の湯などが盛んに行われたことや、気候、風土、そして北陸という地で育まれた忍耐強い「職人気質」という要因があると言われています。
吹きガラスの起源は2000年前のローマ帝国に遡ります。21世紀となり機械化が進んだ今日でも、ローマ人によって発明されたこのハ ンドメイドの技術をリーデルは大切に受け継いでいます。
オーストリアのクフシュタインにあるリーデル本社に隣接したエ場では、くソムリエ>やくデカンタ>など、ハンドメイドの製品のみがひとつひとつ丁寧に創られています。この熟練の職人だけが成し得る高度な専門技術が、リーデルグラスの最高品質を保証し、リーデルブランドの信頼を築き上げてきました。手作りのため、グラスによってサイズや重さに若干の違いがあり、表面にも多少のニュアンスの違いが生まれます。
しかしそれは手作りならではの特徴であり、世界で二つと同じものはないという価値でもあるのです。
ボルドーの偉大なワインがもつ個性を正確に表現する、容量860ccの大きなボウルが特徴。凝縮感の高いボルドーワインの中には、小振りなグラスに注ぐと、タンニンが強く、オークの香りも突出気味に感じてしまうものがあります。しかしこのグラスは、大きなボウルで充分な呼吸空間をとることによって、さまざまな香りの層をほどき、「荘厳」といえるほどのストラクチャーもつボルドーワインの、複雑で繊細な味わいを引き立てます。
舌先に導かれたワインは酸と調和し、果実味を最大限に発揮。 ブルゴーニュ、バローロ、バルバレスコなどの「偉大なワイン」の真髄が存分に堪能できるグラスです。